先日紹介したマッサマンカレーに入れたタマリンドペースト。しれっと材料として書いていましたが、タマリンドペーストって一体何??という声をいただいたので、ご紹介したいと思います。
タマリンドとは?
タマリンドは、アフリカの熱帯地方が原産のフルーツで、高さ20~25mほどの常緑高木に実るそうです。サヤの中に果肉が入っているようなフルーツで、そのままでも食べられますが、酸味が強いので、ジャムやお菓子、飲み物などに加工したり料理に入れて食べることが多いようです。日本ではあまり目にしませんが、タイやインドなどでは定番で、トムヤムクンやパッタイ、ポークビンダルーなど甘酸っぱい料理はこのタマリンドがもとになっています。栄養価も高いのだとか。
食物繊維が豊富なので、成長作用や便秘改善が期待されるそうです。またタマリンドの独特の酸味はクエン酸によるもので、クエン酸には疲労回復効果があります。さらに、女性が不足しがちな鉄分も豊富に含まれています。
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タマリンドペーストの作り方
今回はスリランカのスーパーで購入したこちらのタマリンドを使いました。日本でも輸入食品の店や通販などで買えます。
①タマリンドを袋から出してペーストにしたい分量だけちぎる。
袋を開けた瞬間、タマリンドの酸っぱい匂いが鼻を指します。見た目がちょっとうーーん…という感じなので、あまり美味しそうに見えないかもしれませんが、ちゃんとしたおいしい果物です。
②水に10分ほど浸けてふやかす。水の量はタマリンドがかぶるくらい。入れすぎないようにしましょう。
③手でちぎりながら揉み、水に溶かしていく。
とにかくモミモミしてほぐしていきましょう。
④サヤやタネが入っているので、ザルでこす。
これ以上こせないというところまでこしたら完成!
ペーストをたくさん作っておいて、冷蔵庫に保管しておけば使いたいときに使えるので便利です。あまり馴染みのない食材かもしれませんが、アジア料理に使うとぐんと本格的になるので、ぜひお試しください!