先日、「若狭路センチュリーライド2022」に参加してきました!
福井県の若狭湾、三方五湖の周辺などなど、自然いっぱいの中を走れるファンライド的な大会なのですが、私がこの大会に参加した一番のお目当ては、レインボーラインを走ること!レインボーラインは、三方五湖を見渡す絶景で有名なドライブルートなのですが、普段は自動車専用で、自転車で入ることができません。この大会のときだけ、自転車にも開放されるのです!
コース概要
コースは3種類あったのですが、ロングコースの獲得標高に怖気付き、私はミドルコースでエントリーしました。
若狭町からスタートし、すぐにレインボーラインへ。その後、三方五湖や若狭湾沿いを走り美浜町、敦賀市へ。再び美浜町、若狭町に入り、熊川宿を通って、小浜市まで周ったあと若狭町に戻ってきます。給水・給食ポイントは4カ所でした。
【コース】
・ロングコース:距離158km /獲得標高1813m
・ミドルコース:距離122.5km/獲得標高1287m
・ハーフコース:距離78.7km/獲得標高894m
コースレポート
若狭町役場からスタート
スタートは若狭町役場。ミドルコースのスタート時間は6時25分ということでしたが、6時過ぎにに集合場所に行くとすでに長蛇の列が。参加者は1000人を超えていたそうです。1分間隔で15人ずつのウェーブスタートだったので、私がスタートできたのは7時頃でした。
スタートしてからは、とにかくのどかな田舎道を走ります。道が広くて、遮るものがない開けた景色がとっても気持ち良かったです。
いざ、レインボーラインへ
スタートして10kmほど走ると、すぐにレインボーラインのスタートです。337mアップ。約4kmひたすら登り続けなければいけませんが、傾斜はそれほどキツくありませんでした。とは言えずっと登りは辛い…。でもここを登り切ると絶景が待っていると信じて頑張りました。なんとか休まず頂上付近のエイドまで登り切ることができました。
頂上付近のエイドからは三方五湖と一緒にずっと登ってきた道が一望できました!いやぁ良い眺め。スマホ写真では伝わりにくくて残念ですが、本当に感動でした。
そしてそして!エイドにはへしこ茶漬け。くそ暑い中あったかいお茶漬けでどうなの?と思いましたが、食べてみるとしみる〜〜。ほどよい塩気が汗をかいた体にありがたかったです。もちろん、おいしかった!
エイドを過ぎると、頂上まで少しだけ登ってそこからは降り。この降りの景色がまたすばらしかった…!真っ青な若狭湾や三方五湖がキラキラ輝いていて、本当に最高の景色でした。これを見れただけでもう大満足でしたが、コース全体からするとまだまだ序盤です。
水晶浜
レインボーラインを降ったあとは、美浜町へと走ります。水晶浜とかきれいな浜辺があって、この辺りも走っていてめちゃくちゃ気持ち良いです。ちなみにレインボーラインの後もちょいちょいアップダウンがあって、意外と足は休まりませんでした。
2つ目のエイドはきれいな海辺。みんな砂浜に向かって海を見ながら休憩していました。
私はこのエイドでご当地お菓子の「豆らくがん」を初めていただきました。おたふくの形がかわいくて、豆の香ばしさと素朴な甘さが私好みのお菓子でした!帰りに道の駅で買いたいなと思っていたのですが、結局見つけられずでした、ざんねん。
美浜町「こるぱ」
水晶浜から敦賀市街まではちょっとした山越えがありました。気温が高かったこともあり、走っている間少し頭痛もしてきて熱中症気味でしたが、次のエイドを楽しみに力を振り絞りました。
3つ目のエイドは美浜町の「こるぱ」という道の駅みたいな施設。この辺りは梅が有名とのことで、補給食全て梅づくしでした。梅干し2個、梅ドリンク、梅どら焼き。2個の梅干しのうち1個はめちゃめちゃ酸っぱくて驚きました。その後の梅どら焼きの甘さでなんとか口が落ち着きました…。いっぱい食べて長めに休憩して、次に向かいます。
熊川宿
3つ目のエイドの後は、再び大きな登りがありました。これがこの大会の厳しいところ。初めにレインボーラインを乗り越えた後にも、ちょいちょい登りがあり、終盤にまた大きな登り。ずーっと走りごたえのあるコースです。
登り終えると、鯖街道で有名な熊川宿に出てきました。熊川宿というのは昔、若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町。この地域は、山海の幸を京に送り届けたり、大陸との交易で栄えていたそうです。その伝統的な景観がまだ残っていて、今は観光地になっています。この熊川宿の町並みを通る間1kmくらいは、自転車を降りて歩かなければなりませんでした。まったりひと休み。ビンディングシューズで歩くのはちょっと辛かったですが…。
熊川宿でもエイドがあり、うどんが用意されていました。観光地の中だったので、周りの出店でソフトクリームを食べている方もいましたが、私はここまでのエイドで食べすぎてお腹がいっぱい…。お水だけ飲んで次に進みました。
小浜海岸
熊川宿を過ぎると後一息!小浜町の方へ入り、海沿いを走ります。これがまた良い景色!海水浴場や絶壁になってる海の景色をずーっと見ながら走ります。アップダウンもありましたが、この景色を見ながらだと力が湧きました。気持ち良かったー。ここはまた走りにこようと思います。
小浜町を過ぎると、またスタート地点だった若狭町役場に戻りゴール。14時頃でした。
天気がよくて気温が高かったこともあり、ゴールしたときはけっこうヘトヘトでした。でもすごい達成感。大会じゃなければこんなにいろんな場所を巡れていなかっただろうと思うと、とっても良いライドだったと思います!今度はロングコースにも挑戦してみたいなー。
みかた温泉きららの湯
走り終わった後は、スタート地点のすぐ近くにある「みかた温泉きららの湯」へ。実は私にとっては、ゴール後にここに行くのが、ご飯と同じくらい大きな楽しみでした。そう、ここにはサウナがあるのです!!
行ってみると、サウナは定員4〜6人くらいのこじんまりとした広さでしたが、人が少なくてゆったり入れました。サウナ室が外にあり、隣には水風呂がありました。サウナからの水風呂、外気浴の導線が完璧です。水風呂も肌あたりが良く気持ち良かったです。1日汗をかきまくった後のサウナだったので、2セットでととのいました。さいこう!
ちなみに大会参加者全員に、前日か当日に利用できる「きららの湯」のチケットが配られました。ありがたい。男性は参加者が多く、当日の大会ごはおそらく混んでいたんじゃないかと思います。混むのが嫌な方は前日に行くのもいいかもしれません。
当日・前日の宿について
今回の大会に参加して、宿が一番困ったので書いておきます。
大会当日は、集合時間が朝の6時前になるので、基本的に当日電車で現地入りすることはできません。前泊をする方がほとんどだと思います。ただ、参加者1,000人を超える大会なので、周辺の宿泊施設がすぐに埋まってしまうため、うかうかしていると泊まる宿がないという事態に…。私も近くの宿をとることはできず、スタート地点の若狭町役場から10kmほど離れた「清風荘」という宿になりました。…結果的にすごくすてきな宿で良かったのですが。大会に出るなら、エントリーと同時に宿を取ることをお勧めします!
ちなみに私が泊まった清風荘は、若狭湾のほとりにあり、朝晩とってもきれいな海の景色が見れます。日没前の海の色が本当にきれいでした。おかみさんも気さくで優しい。とっても良い宿だったと思います。
以上、若狭路センチュリーライドのレポートでした!普段走れないレインボーラインを走れる機会は本当に貴重だと思います。とにかく眺めが最高でした。レインボーライン以外の道も、海や山、のどかな田園風景が気持ち良かったです。ミドルコースでも獲得標高が1000mを超えるので、しっかり走りごたえがありました。
最後に大会カメラマンに撮ってもらった記念写真。自転車乗ってるときの写真ってあまり撮ることないのでちょっと嬉しくて購入しちゃいました。これも楽しみの一つですね。