Akari Column Travel

ピンクシティ・ジャイプール感性を満たす旅

2020年1月8日

インド北西部、パキスタンと接するインド最大の州、ラジャスターン州の州都がジャイプル。ラージプート族と呼ばれる砂漠の民が、独特の文化を形成した街です。インドは8割がヒンドゥー教ですが、ここではイスラム教が栄えているようで、他の街にはないエキゾチックな雰囲気を楽しめます。歴史的な建物にはピンク色のものが多く、別名「ピンクシティ」とも呼ばれている街です。

わたしがジャイプルを旅して、いたるところで感じたのは、他の街に比べて圧倒的に美的感性が高いということです。建物の装飾や、伝統工芸品などなど、芸術的な魅力がつまっています。また、かわいらしい雑貨もたくさんあって、インドでいわゆる女子旅をするなら外せない街!という感じでしょうか。今回はそんなジャイプルの見所をお伝えしたいと思います。

風の宮殿

「ピンクシティ」の象徴とも言えるのが風の宮殿。窓が前面にずらっと並んでいますが、昔宮廷の女性たちが、外から顔を見られず街を見おろすために作られたそうです。

この風の宮殿、奥行きが非常に狭い不思議な造りなのですが、中に入ってみると、カラフルなステンドグラスで装飾が施されています。外から見るのとはまた違った雰囲気なので、中外どちらからも見るのがおすすめです。

シティ・パィス

風の宮殿のすぐ近くにあるシティパレス。現マハーラージャが今も住んでいる宮殿ですが、その一部が博物館として公開されています。きれいな装飾が必見です。

ジャンタル・マンタル

石造りの観測儀を集めた天文台、ジャンタル・マンタルは、インド各地の計5か所にありますが、特にジャイプルのジャンタル・マンタルが巨大で、数も多いそうです。

たしかに見たことのない形の観測儀が、たくさん並んでいて、現代美術のオブジェのようにも見えました。けれど、全て観測のために意味があるもの。圧巻です。

アンベール城

ジャイプルから北東にオートリクシャーで30分くらい行ったところにある宮殿、アンベール城。

ジャイプル中心部のかわいらしいピンクの建物とは打って変わり、岩山にそびえる佇まいがかっこいいです。丘の上にあるので、水分補給の水を持って登りましょう。

内部の壁や天井には、鏡を散りばめた繊細で鮮やかな装飾が施されていて、とっても優雅できれいです。けっこう大きな宮殿なので、見応えがありますが、熱中症には十分気をつけてください。時期にもよりますが、砂漠なのでめちゃくちゃ暑いです。

雑貨屋さんめぐり

ジャイプルはブロックプリントが盛ん。街にはブロックプリントの布で作った雑貨や洋服のお店がたくさんあって、どれもほんとにかわいいです!

わたしはビンテージの布雑貨のお店で、バッグを購入。ちょっと薄汚れた感じでしたが、洗えば大丈夫!レトロでエスニックな、ここでしか手に入らない雑貨がたくさんありました。

パール・パレス

わたしがジャイプルで何よりも感動したのが、このパール・パレスという宿。独特のセンスでまとめられたインテリアがとにかくかわいくて、本当に魅力的です。しかもスタッフもみんなとっても親切で丁寧。それでいて値段はリーズナブル。わたしが泊まったときは1泊Rs1000以下でした。安すぎです。ちなみにこれくらいの値段なら他の街だと、汚いバックパッカー宿くらいが普通ですが、ジャイプルの宿は比較的清潔感がある所が多い印象です。

屋上にはレストランがあり、これがまたすばらしい!雰囲気も良く、味もおいしいんです。わたしの大好物すいかを使ったメニューもたくさんあって大満足でした!

ちなみにモーニングもやってました。1日中ここで過ごすのも良いなーと思えるくらいすてきな宿。この宿に泊まるためにジャイプルを旅してもいいんじゃないかとさえ思いました。

以上、ピンクシティ、ジャイプルの見所でした。同じ北インドでも、デリーやアグラとは全く違う雰囲気を楽しめるすてきな街です!

  • この記事を書いた人

akari

25歳女子。 ランニング歴はまだ2年くらい。山に登ったり川や海で泳いだり、旅に出たり、外遊びが大好き。現在はアクアスロンにも挑戦中です。もともと超運動音痴なのですが、運動の得意不得意に関わらず、体を動かして外で遊ぶのは、めちゃくちゃ楽しい!ということを伝えたいと思っています。あと、大好きなスパイスカレーについても書きます!

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