Running

ランナー向け、家でできる走りきるための筋トレ(体幹・基本編)

2020年5月6日

マラソンの練習といえば、基本はひたすら走ることにあると思います。実際にそうですが、ふと立ち返って、筋トレも重視してみると大きな成長につながります。
週に一度の筋トレを入れるだけでも結構変わります。普段のランニングが楽に感じると思います。
今回は基本的な4つのトレーニングをご紹介します。

ランニングにおける体幹トレーニングのメリット

さて、今回は、基本の体幹トレーニングです。
体幹を鍛えることによる大きなメリットは2つ

  • 怪我の防止
  • 走力向上(特に後半)

<怪我の防止>

体幹を鍛えることによって、下半身への負担を大きく軽減することができます。


体幹が鍛えられると、ランニングのフォームが安定し、体への衝撃を下半身だけでなく、上半身でも支えることができるようになり、ひざまわりの負担などを大きく軽減し、怪我のリスクを好き小さくすることができます。

また筋肉自体が着地の際の衝撃吸収のクッションとなります。
その点、体幹というのは、非常に大きい筋肉群となっているので、体へのダメージを大きく緩和してくれます。

<走力の向上>

ランニングは足だけではなく、全身を動かして走りますが、体幹が弱いと足だけの運動となってしまいます。足だけだと、当然疲労の蓄積も非常に速くなります。

特に後半は体幹の力が足りないとフォームが大きく歪んでしまい、適切な姿勢で走ることができず、さらに足に負担を強いることになります。

体幹を鍛えることによって、足だけだけでなく、全身を効率的に動かし、安定したフォームでランをすることができるので、下半身への負担を軽減し、後半における推進力を向上させることができます。

体幹は、ランニングでは鍛えられない。

これは全ての筋力トレーニングと同様ですが、日々ランニングするだけでは体幹は鍛えられません。

有酸素運動であるランニングは筋肥大を起こすことには不適です。日々のランニングに加えて、体幹トレーニングを取り入れることをおすすめします。

レッグレイズ

横になって、足を上下させて、腹筋周りを鍛えるトレーニングです。

レッグレイズの効果

腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えます。
腸腰筋とは文字通り、腸や腰の周りに筋肉で、上半身と下半身をつなげる唯一の筋肉です。腹筋の深層にあるため、インナーマッスルにあたります。

この腸腰筋を鍛えることによって、ラン時の姿勢を安定性を向上させます。
さらに、腸腰筋を鍛えることによって、股関節の可動域を広げ、ストライド(歩幅)を広げることができ、走力を大きくあげることができます。

レッグレイズのやり方

  1. 仰向けに寝ます。
  2. 膝を伸ばしたまま両足を上げます。
  3. 90°の角度まで持ってきたら、下ろし始めます。
  4. 足を下ろしきるまでに、足をサイド上げます。

レッグレイズのポイント

  1. 足を下ろす時はゆっくり
  2. 腰を絶対に浮かさない
  3. 膝は常にまっすぐ

レッグレイズを行う回数

15回×3セットを目安に行いましょう。
インナーマッスルを鍛えるには力を入れ過ぎないことが重要です。(アウターマッスルが機能してしまうため)
適度に動かせる回数・スピードで始めていきましょう。

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プランク(フロントブリッジ)

体幹トレーニングの王道のプランクです。フロントブリッジとも言います。
うつ伏せの状態から床にひじを立てて、体幹を鍛えるトレーニングです。

プランク(フロントブリッジ)の効果

腹横筋、多裂筋、脊柱起立筋など、通常の腹筋では鍛えられないインナーマッスルを鍛えることができます。
プランクを行うことによって、ランニング時の適切な姿勢をキープしやすくなります

プランク(フロントブリッジ)のやり方

  1. 床にうつ伏せになる状態で寝る
  2. 肘を立てて、足は爪先立ちにして、上体を起こす
  3. 足から首筋まで、まっすぐをキープする。お尻も上げず、下げない。まっすぐ。
  4. お腹をへこませて、呼吸する。(ドローインの状態)
  5. この状態を30秒キープする
https://youtu.be/tYWZSDDtf3E

プランク(フロントブリッジ)のポイント

  1. 顔はまっすぐ前を向く、下を見ない。
  2. お腹をへこませることを忘れない
  3. 肘だけで体重をかけるのではなく、腕全体に体重をかける

プランクの行う回数・セット数

1セット30秒を3セット行いましょう。
徐々に、セット時間も伸ばしていきましょう。1セット60秒くらいだとより効果的です。

プランクチャレンジ

昔、プランクチャレンジというのがありました。
30日間で徐々に時間を伸ばしていき、最終日は5分で行うというものです。結構お腹プルプルで、きついです。
その頃には、下っ腹はかなり凹みます。
体幹トレーニングの王道ですが、ぜひ試してください。

サイドプランク(サイドブリッジ)

横向きになり、肘と足だけで体重を支えるプランクです。

サイドプランク(サイドブリッジ)の効果

主に腹斜筋や中臀筋といったインナーマッスルを鍛えることができます。これも体幹トレーニングでは王道で、よく見るやつですね。

横向きに寝転がった後、床側の肘を立てるようにして上半身を持ち上げましょう。このとき、肘は肩の真下に来るように調整してください。下半身は片足の側面で支えるようにします。

サイドプランクを行う際のコツは、体が前後にぶれないようにすることと、まっすぐ前を向くようにすることです。

サイドプランクのやり方

  1. 横向きに床で横になります
  2. 肘を使って上半身を浮かせる
  3. 肩の真下に肘がくるようにします
  4. お腹をへこませて、呼吸する。(ドローインの状態)
  5. 目線は前をキープする
  6. この状態で30秒キープ

サイドプランクのポイント

これは普通のプランクと同じです。

  1. 顔はまっすぐ前を向く、下を見ない。
  2. お腹をへこませることを忘れない
  3. 肘だけで体重をかけるのではなく、腕全体に体重をかける

サイドプランクを行う回数・セット数

これも普通のプランクと同じです。
1セット30秒を左右でそれぞれ3セット繰り返しましょう。
徐々に、セット時間も伸ばしていきましょう。1セット60秒くらいだとより効果的です。

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クランチ

いわゆる、「腹筋」です。

クランチの効果

当然、脚が地面を蹴って、推進力は生まれますが、地面を蹴っているのは、脚だけではなく、全身です。地面を蹴る動作において、上半身では腹筋は大きな役割を担っているので、腹筋を鍛えることによって、脚の負担を軽減し、前への推進力を高めることができます。

以下の記事で解説しているので、ご覧ください。

まとめ

体幹トレーニングは、強度が低そうに見えて、効果がないように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全くありません。効果は絶大です。

体幹トレーニングは、40%くらいの力で行うことが大事と言われています。(今回でいうと、クランチ以外ですね。)
力を入れすぎると。インナーではなく、アウターマッスルを稼働させることになり、インナーに効かなくなってしまうからです。

どの体幹トレーニングも量より質を最初は重視することが大事なので、各ポイントを押さえて、やってください!

ぜひ参考にしてください!

  • この記事を書いた人

Taka

神戸在住、31歳男子。 ランニング歴は9年くらい。やっと2019年に再開。それでも、マラソンはちょこちょこ継続してやっていて、ベストは3H29M。明るく元気にポジティブに生きています。 ゆるーく続けながらも、中級者程度の実力はあるので、ゆるーく楽しくやっていくという人にとって良い情報を共有できたらいいなと思ってます。 トライアスロンもやってるので、その辺りの情報も共有しますね。トライアスロンについては、初心者の域を超えていませんがー。

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