今回は滋賀県は近江八幡市のランニングコースをご紹介します。
近江商人の故郷である、近江八幡の新町周辺をランニングします。
古い街並みやメンタームで有名な近江兄弟社の創設者であるヴォーリズの建築など、いろんな文化、歴史を感じながら、走れます。
平日はもちろん土日もお昼とかでもそこまで歩行者がいるわけではないので、気軽にランできると思います。
1.スタートは小幡上筋の交差点
今回のスタート地点は小幡上筋の交差点からになります。JR近江八幡駅より北に1.8km歩きます。このあたりから古い街並みなどが残っています。
そこから、時計回りに近江八幡を回っていきます。
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2.八幡小学校→ヴォーリズ建築群
まず見えるのは、近江八幡市立八幡小学校です。中は入れませんが、白亜の建物で非常に美しいです。ヴォーリズの建築ではないですが、とても美しく、公立の小学校の校舎とは思えません。
そのあと見えるが、池田町洋風住宅街(ヴォーリズ建築群)です。
キリスト教の伝道を目的に、教師として来日したヴォーリズですが、建築家として、関西学院大学、お茶の水にある山の上ホテルなど、数々の大正時代以降の有名日本建築を残してきた方です。
そんなヴォーリズさんの初期の作品が残されています。
旧市街にコロニアル建築があるので、なかなかのコントラストで、歴史の変遷を感じます。
3.本願寺八幡別院→旧伴家住宅
そこを北上すると見えるのは、本願寺八幡別院です。昔朝鮮通信使が休憩所として使っていた場所だとか。別院となってますが、移転してここが本院でかなりの大きさです。
朝鮮通信使は以下のリンクご覧下さい。
https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/Home/2520405100/topg/korea.html
要は鎖国の状況下でも徳川家康は豊臣秀吉以降に国交回復を図り、通信使派遣の依頼をしていました。その通り道の休憩所がここだったとのことです。
次に見えるのは旧伴家住宅です。江戸時代初期の豪商の伴庄右衛門が建てた家らしいです。当時としては珍しい3階建らしいです。
私には、ここまで細かな歴史はわかりませんでしたが、由緒正しきお家のようです。(ごめんなさい。)
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4.新町通→八幡堀
そこから、新町通りを北上します。ここからは、いわゆる旧市街そのものが残っており、商人の家「商家」が残っています。この商家は1つ特徴があって、壁をくっつけて家が建てられています。一見、どこまでがどこの家かわからないです。
これは、防犯や幕府などの大きな権力からの搾取を守るためで、大きな家であることがわからないように、八幡商人の工夫だそうで、中に入るとその豪華さがわかるように工夫していたそうです。
これは、なるほどなーと思いました。
北上すると、八幡堀に出会します。当時の城下町の情景がそのまま残っていてとても綺麗です。
堀には白雲橋など橋がかかって、とても綺麗な情景を演出します。
このまま、八幡堀沿いを東に向かいます。
5.日牟禮八幡宮→かわらミュージアム→白雲館
すると、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)があります。八幡山のふもとにいるこの地の神様です。
この向かいにあるのが、あの超有名なクラブハリエです。ランでなければ、バームクーヘンを買いましょう。お昼とかだと買えないかもしれません。
詳細は↓。ランと関係ないので、省きますね。一応。
そのあとは、クラブハリエの向かいにあるたねやの横の道を走ります。そこから、かわらミュージアムを目指しましょう。
瓦の歴史がわかるミュージアムですが、今回はランなので素通りです。
しかしながら、白亜の建物や八幡堀が素晴らしく美しいので、ぜひ通っていきましょう!
かわらミュージアムから、白雲館を目指してください。八幡堀を渡って、西に向かってください。
白雲館ですが、西洋の雰囲気を感じることができます。
かわらミュージアムのあとなので、なかなかのコントラストです。
元々学校として、設立した建物ですが、役場、郡役所、信用金庫として使われた後に、設立当初の姿に戻ったそうです。
そのあとは、南下して、小幡町通りまでも取りましょう。
そして、元のスタート地点まで戻り、ゴールです!
京都から電車ですぐです。半日時間があるのであれば、ランでさっと観光できます。ランした後は、たねや、クラブハリエでゆっくりするのもありですね。クラブハリエは超人気なので、難しいかもしれませんが。