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サイクルコンピューター「Garmin Edge540」でサイクリングが格段に快適に 

今回は、私が今愛用しているサイクルコンピューター「Garmin Edge 540」について。以前は「Bryton Rider 15C」を使っていて、こちらもコスパが良くて気に入っていたのですが、Garmin Edge 540に変えてから、サイクリングの快適度、楽しさが格段に上がりました!そこで今回は、このサイコンについてまとめてみます。

そもそも、Garminのサイクルコンピューターってどんなの?

Garmin(ガーミン)のサイクルコンピューターは、Edge(エッジ)シリーズと名付けられ、地図ナビゲーション、高精度GPS・各種センサーと連携したデータ分析、トレーニング提案や安全などの様々な機能を搭載しています。

安定した機能で世界中でユーザー数が多い

サイクルコンピューターはいろんなメーカーから出ていますが、一番有名で、世界中で使っている人が多いのはGarminなのではないでしょうか。ちょっとお値段は高いイメージがありますが、その分機能性が高く、安心感もあります。実際、私は以前、Brytonという比較的お安めのメーカーのサイコンを使っていたのですが、エラーやバグが出ることが多々あり、信頼には欠ける印象がありました(製品の個体差もあるのかもしれませんが)。Garminに変えてからは、そんな心配は一切なく、安定して快適に使えています。

Garmin Edgeサイコン比較

Edgeシリーズには、100系、500系、800系、1000系の4機種があり、定期的にそれぞれがグレードアップされています。数字が大きい方が高スペックです。2024年5月現在は、「Edge130Plus」、「Edge540」、「Edge840」、「Edge1040」と、ナビゲーション特化型の「Edge explore 2」が出ています。私はこの中でEdge540を選んだわけですが、簡単な比較表を上げておきます。

Edge130はエントリーモデル、540はスタンダード、840はさらに機能が加わり、1040は大画面かつバッテリーがかなり大きくなります。540はスタンダードと言っても、私にはかなりハイスペックで十分すぎる機能があると感じました。

Garmin Edge 比較表

機種Edge130PlusEdge540 / 540SolarEdge840 / 840SolarEdge1040Solar
サイズ41×63×16mm57.8 x 85.1 x 19.6mm57.8 x 85.1 x 19.6mm59.3 x 117.6 x 20mm
重量33g 80.3g
84.9g(Solar)
84.8g
89.9g(Solar)
133g
画面1.8インチ
モノクロ
2.6インチ
カラー 
 
2.6インチ
カラー  
3.5インチ
カラー
稼働時間13時間26時間
+ソーラー6時間
26時間
+ソーラー6時間
35時間
+ソーラー10時間
防水IPX7IPX7IPX7IPX7
タッチ操作××
内蔵メモリあり16GB32GB64GB
地図/GNSSマルチバンド×
リアルタイムスタミナ×
パワーガイド×
本体価格¥28,800¥54,800
(非ソーラー)
¥69,800
(ソーラー)
¥74,800
(ソーラーのみ)
¥109,800
(ソーラーのみ)
セット価格¥35,800¥69,800
(非ソーラーのみ)
¥74,800
(非ソーラーのみ)
¥99,800
(非ソーラーのみ)

▼Garmin Edge540

Garmin Edge 540 のお気に入りポイント

Garmin Edgeシリーズがいくつかある中で、私が540を選んで愛用している理由。本当にたくさんの機能があるのですが、そのその中でも特にお気に入りのポイントを紹介したいと思います。ちなみに私はパワーメーターや心拍計を使っていおらず、これがあればよりたくさんの機能を使うことができるようです。(後述)

分かりやすい画面と操作性

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-540/#featureTab

まず画面が大きくてカラーなのが見やすい!後々紹介する機能ごとにいろんな画面がありますが、全部わかりやすいです。日本語に対応しているのも、海外メーカーで英語しか使えないサイコンもある中では嬉しいところ。もちろん暗い場所では、きちんと明るくなってくれます。

Edge130とEdge540はボタン操作です。Edge840、Edge1040はタッチ操作ができるのでここが上位モデルとの大きな違いの一つだと思われますが、私は正直なところ、ボタン操作だけでも満足です。一度タッチ操作も使わせてもらったことがあり、確かに直感的に操作できるという点では使いやすいです。けれどボタンも押しやすく分かりやすいので、慣れてしまえば問題なく快適に使えています。また、冬場で厚手のグローブをつけている時などは、結局ボタン操作をすることが多いのではと思いました。

正確な地図・ナビ機能

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-540/#featureTab

私が一番このサイコンを買ってよかったと思うポイントは、やっぱりナビ機能。画面上で地図が見やすく、正確に現在地を捉えてくれるので、曲がるべきところもわかりやすいです。このナビのおかげで、知らない土地でもより積極的に走るようになりました!ナビ機能は、Edge540以上のモデルで使えます。

その場で目的地を検索してナビを入れることもできますが、私は事前に連携しているスマホアプリでスタートからゴールまでのコースを作ってから、サイコンに転送してナビを使うようにしています。そしてこのコース作成も使いやすい!
スタート地点を設定して、あとは通りたいポイントを登録していくだけでコースを引いてくれます。距離や獲得標高なども表示してくれるので、トレーニングの計画を立てやすいです。

また位置情報には、GNSSマルチバンドという、複数のグローバルナビゲーション衛星システム(GPS、GLONASS、GALILEO)が搭載されています。これによって、どんな場所でも精度の高い位置情報を取得しやすくなるそうです。Garminといえば、登山用のデバイスでも有名なので、困難な場所でも位置情報が途切れないというのはとても安心です。

クライムのガイド機能(Climb Pro)

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-540/#featureTab

もう一つ、このサイコンを使って感動したのが、クライムのガイド機能。走っている途中、登り坂が出てきたら、リアルタイムで標高や残りの距離、勾配を表示してくれます。数値と一緒にグラフも見えるのでわかりやすいです。あとどれくらい頑張れば頂上に辿り着けるのかが分かると、力の出し方も調整できます。残り距離がリアルタイムで減っていくのも、感覚的に楽しいです。

また、あらかじめ設定していたコースを走ると、あといくつクライムのポイントがあるのかも教えてくれます。ペース配分をするのにとても役立っています。

スムーズなスマホ連携

スマホとの連携がスムーズで、「Garmin Connect」というアプリも使いやすいのも嬉しいポイントです。サイクリング前にコースを作成したり、サイクリング後にデータを見たりするときによく使うのですが、画面もわかりやすいです。また、今まで使っていたサイコンだと、連携するときにデータが消えてしまったり、うまく連携できなかったり、謎のエラーがよく起こってモヤモヤしていたのですが、そんなストレスは今のところ全くありません!そういう意味で、信頼できるデバイスだなと感じます。

1日のライドでも充電が持つ

バッテリーが長持ちなのも安心ポイント。Edge540は、充電の持ちが26時間と公式で書かれている通り、1日のライドなら余裕でバッテリーが持ちます。これまで朝から晩まで走っても充電が切れたことはないので、途中で充電がなくなってデータが消えてしまう、なんていう悲しいこともありません。私はソーラーではないタイプを使っていますが、それでも満足です!

アクセサリと連携で使えるさらにすごい機能

単体でも多機能でとても役立っているのですが、互換性のあるパワーメーターや心拍計と連携することで、もっとすごい機能が使えるそうです。私はまだどちらも持っていないので使えていないのですが、なんだかすごそうな機能なので紹介だけします!

リアルタイムスタミナ

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-540/#featureTab

これは、自分のそれまでのトレーニングデータから、ライド中のスタミナを可視化してくれるという機能です。そのときに体力が何%残っているかや、出力するパワーの目安を教えてくれるそうです。めっちゃすごい!サイクリングの後半に力が尽きるということもなくなりそうです。これを使うには、パワーメーターと心拍計をペアリングさせる必要があります。

パワーガイド

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-540/#featureTab

これは、コースを走破するためのパワー戦略を自動で作成してくれるという機能。コースの標高、走破にかかる予想タイム、FTP などをもとに、自身の能力に合ったパワー戦略を自動で作成してくれます。これに沿ってパワーを出すことで、難易度の高いコースの走破も目指すことができるのだそう。頼もしすぎます。こちらは、心拍計は必要なく、パワーメーターがあれば使えます。

▼Garmin Edge540

まとめ

Garmin Edgeシリーズを買うときには、どのモデルにするかが悩ましいポイントだと思います。個人的には、Edge540は、必要十分な機能を備えていて、ある程度しっかり走る人が満足して使えるものだと思います。Edge130だと、ナビ機能をしっかり使いたい人には心許ない気がします。リアルタイムスタミナや、パワーがいども使えません。
逆にEdge840やEdge1040は、タッチ操作が使える快適さはありますが、機能としてそこまで大きな差はないのではと思います。充電の持ちは格段に上がりますが。

なので、コストをセーブしつつ、しっかりとしたサイコンを使いこなしたいという場合は、Edge540がちょうど良いのではないでしょうか。とはいえ、他のモデルを実際に使ったことはないので、Edge540に限っては十分な機能性があって使いやすいサイコンだよ!というのが私の結論です。高価なものですが、それだけの快適さや楽しさをもたらしてくれていると思っています。サイコンを買うときの参考にしていただけたら嬉しいです。

  • この記事を書いた人

akari

25歳女子。 ランニング歴はまだ2年くらい。山に登ったり川や海で泳いだり、旅に出たり、外遊びが大好き。現在はアクアスロンにも挑戦中です。もともと超運動音痴なのですが、運動の得意不得意に関わらず、体を動かして外で遊ぶのは、めちゃくちゃ楽しい!ということを伝えたいと思っています。あと、大好きなスパイスカレーについても書きます!

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