少しずつあたたかくなってくるこれからの季節、気温的にはランニングをしやすくなる一方で、花粉に悩まされる方も多いのではないでしょうか。わたしもここ数年、花粉症を発症しつつあります。ひどいときは目や喉のかゆみ、鼻のムズムズが気になって気になって…ほんとにつらいですよね。
そんなつらい時期でも、ランニングは続けたい。そのために出来るだけ快適にできる方法を考えなければなりません…
ランニング中は症状がなくなる説
花粉でつらいときも、ランニングをすると症状がおさまるということがよくあります。人にもよると思いますが、そもそもランニング中は花粉が気にならないという方もいらっしゃいます。
ですがこれは、ランニングをすると花粉症が治るということではなく、一時的に症状が軽減されているということのようです。
これは自律神経が関係しています。自律神経には、活発に活動している時に働く交感神経と、リラックスしている時に働く副交感神経がありますが、花粉症の症状は、副交感神経が働いている時に発症します。ランニング中は交感神経が働くため、一時的に花粉症の症状がなくなったように感じるというわけです。
ただこれはランニング中だけなので、花粉症が治ったわけではありません。むしろランニング後に症状がひどくなるという方もいるようです。なので、ランニング中はもちろん、ランニング後のことも考えて対策をする必要があります。
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ランニング中の花粉症対策
前述の通り、ランニング中は症状が出ないということもあり、対策が疎かになりがちかもしれませんが、できるだけ花粉を浴びない、花粉を体に取り込まないということが大切です。
マスクを付ける
まず、マスクを付けること。やはり花粉を吸い込みやすいのは口や鼻からなので、マスクを付けることはかなり効果的です。できるだけ隙間が出にくいフィット感のあるものを選びましょう。
最近はコロナ禍のおかげで、マスクの種類がかなり多くなり、多くのスポーツメーカーなどが、スポーツに適した通気性の良いものを開発しているのでありがたいですね。
サングラスを付ける
口や鼻だけでなく、目からも花粉を取り込んでしまいます。徹底するなら、ゴーグルのように隙間のないものを付けるのが良いでしょうが、外を走るのにちょっと見た目が気になるかなと思います。ダングラスでもかなり花粉をガードできるので、付けるようにしましょう。スポーツ用のサングラスならずれにくく快適です。
花粉が少ないタイミングに走る
花粉は、気温が高く晴れている時にたくさん飛んでいます。また雨の後にも飛びやすいと言われています。特に気温が高い日中は花粉の量がピークになります。また夕方も舞っていた花粉が降りてくるので、できれば9時以降が良いと言われています。暗い時間帯に走る場合は、リフレクターを付けるなど安全には十分注意しましょう。
ランニング後は花粉を落として室内へ
外でランニングをすると、たくさん花粉を浴びてしまっているので、室内に入る前は、しっかりと花粉を落とすことが大切です。
ただし、ぱたぱたと払うのは逆効果。花粉が舞って、目や鼻に入ってしまうこともあります。濡れタオルやウェットシートで拭くと、撒き散らすことなく花粉を落とすことができます。
また可能なら、玄関に空気清浄機を置いたり、ハンガーラックを設置して、上着を部屋の中に持ち込まないといった工夫も効果的です。
以上、花粉症でもランニングを屋外で楽しむためのコツをご紹介しました。ランニングは継続が何よりも大切。花粉が辛いという理由で途絶えてしまうのはもったいない…私もできるだけ工夫をしてランニングを続けたいと思います。