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NAHAマラソンとおきなわマラソンを徹底比較!どちらに出るべき?

2020年2月19日

沖縄本島で毎年開催されているNAHAマラソンとおきなわマラソン。どちらも人気の大会ですが、どちらに出ればいいか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

私は今シーズン、どちらにも出場しましたが、正直どちらも甲乙つけ難いすてきな大会でした。そこで、いくつかの項目に分けて、2つの大会を比較してみたいと思います!今回は、一般のフルマラソンの部に絞っています。次回の出場を検討されている方、ぜひ参考にしてみてください。

開催概要

まず大会概要ですが、開催時期、場所、参加料など、少しずつ異なります。

NAHAマラソン

開催時期:12月の第一日曜日
開催場所:沖縄県那覇市周辺
参加定員:30,000人
制限時間:6時間15分
参加料金:8,000円

おきなわマラソン

開催時期:2月中旬
開催場所:沖縄県沖縄市周辺
参加定員:13,500人
制限時間:6時間15分
参加料金:7,000円

定員や参加料金から見ると、やはりNAHAマラソンの方が大会としての規模は大きいようです。

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コースの高低差

どちらの大会も、とにかく坂道が多く、決して走りやすいとは言えません。今回は、実際に私が走った記録から比べてみました。

NAHAマラソン

NAHAマラソンは序盤から上り坂がしんどい印象。スタートしてすぐの国際通りを抜けるところから緩やかに坂が始まります。そして体感としては、ひたすら上りで、下り坂がとても、少なく感じます。最大の高低差は102mです。

おきなわマラソン

おきなわマラソンは後半になるにつれて坂道が増えていきます。特に後半は何度坂道を越えてもまた坂がやってくる、という感じで坂道の数が多く、アップダウンが激しいです。けっこう過酷に感じます。ただ、上りと同じくらい下りもあるので、坂道が好きな方は楽しいかもしれません。最大の高低差は111mです。

おきなわマラソンの方が坂の方が高低差が大きく、坂の数も多いです。坂が苦手という方は、NAHAマラソンの方がまだマシかもしれません。ただし、NAHAマラソンも他の国内のフルマラソンの大会よりは坂が多いです。

気温

沖縄は南の島ということで、気になるのは気温。気温は走りやすさにもかなり関係しますよね。そこでNAHAマラソンが開催される12月と、おきなわマラソンが開催される2月の沖縄の気温を比べてみます。

12月(NAHAマラソン)

最高気温:21.2℃
最低気温:16.3℃
平均気温:18.7℃

2月(おきなわマラソン)

最高気温:19.8℃
最低気温:14.8℃
平均気温:17.1℃

おきなわマラソンの方が少し涼しくなる印象です。ちなみに2020年のおきなわマラソンは雨が降った影響もあり、かなり気温が下がり、寒いくらいでした。その分非常に走りやすかったです。気温で見るとおきなわマラソンの方が走りやすいと言えそうです。

完走率

過酷5年の大会の完走率を比べてみます。

NAHAマラソン

2019年:64.22%
2018年:60.16%
2017年:69.72%
2016年:53.22%
2015年:68.69%

おきなわマラソン

2020年:80.29%
2019年:81.14%
2018年:77.96%
2017年:80.28%
2016年:78.71%

完走率で見ると、NAHAマラソンの方が圧倒的に低いです。やはり気温の高さが大きく影響しているのかもしれません。わたしが走ってみて感じたのは、気温と坂の多さが過酷なことに加えて、参加者の数が多すぎてかなり走りにくいということです。後ろの方からのスタートになるほど、人混みの中を、走らなければならず、自分のペースで走りにくいというしんどさがあります。

ちなみに、東京マラソンの2019年の完走率は94.3%、大阪マラソンの2019年の完走率は96.9%と90%を超えています。他の大会を見ても、80%後半から90%代が多く、おきなわマラソンも完走率が高いとは言えないことが分かります。

コースの見どころ

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せっかく走るので、楽しみながら走りたいですよね。特に沖縄で開催されるこの2つの大会は、その要素が大きいと思います。コースが険しいにも関わらず人気の大会になっているのは、まるでお祭りのように賑やかなレースだからだと思います。

沖縄の方は本当にらあたたかくて、応援もとっても手厚い!食べ物もたくさん持って応援してくださいます。これはランナーにとって、かなりのエネルギーになります。これはNAHAマラソンにもおきなわマラソンにも共通して言えます。

NAHAマラソン

那覇1番の繁華街、国際通りのど真ん中を走れます。応援もとっても華やで楽しいです。国際通り以外でも、スタートからゴールまでとにかく応援が賑やか。那覇市を上げた一大イベントという感じです。

国際通り

おきなわマラソン

おきなわマラソンでは、コースの一部にアメリカ軍の嘉手納基地が入っています。基地内では、米兵さんやその家族が、超ハイテンションで応援してくれるのでとっても元気が出ます。何よりアメリカ軍基地に入れる貴重な機会ということで、すごく楽しめると思います。

嘉手納基地入口

本番前後の見どころ

沖縄県以外からの参加者も多いNAHAマラソンとおきなわマラソン。せっかくなのでマラソンの前日や翌日などに、周辺で遊びたいという方も多いのではないでしょうか。

NAHAマラソン

NAHAマラソンは那覇市内の中心地からスタートなので、観光スポットがたくさんあるのは言うまでもありません。12月なので、マリンスポーツや海水浴は厳しいかもしれませんが、繁華街で遊ぶなら十分楽しめます。モノレールが使えるので、車がなくても十分楽しめます。

おきなわマラソン

おきなわマラソンが開催されるのは沖縄市ですが、これと言った観光スポットはあまりありません。ただこの時期は、プロ野球のキャンプシーズン。キャンプ巡りができるんです!プロ野球好きな方は、ぜひ合わせて行っていただきたいです。空港から遠く、電車が使えないのが少し不便な点です。

まとめ

NAHAマラソンは、大会規模が大きく、とにかく超賑やか。沖縄観光を楽しんで、マラソンも走りたいという方におすすめです。また交通の弁が良いのがポイント。

そしてNAHAマラソンほどではありませんが、おきなわマラソンもやはり活気がある大会で、楽しく走れること間違いなし。基地を見たい、プロ野球のキャンプも見たい、という方に特におすすめです。

コースそのものは、どちらも険しいですが、おきなわマラソンの方がアップダウンは激しい印象です。完走を目指すなら、それなりのトレーニングが必要だと思います。

どちらの大会にも共通して言えるのは、ただ走るだけではなく、沖縄を楽しみながら走れるということ。まだ参加したことがないという方は、ぜひ次のマラソンの候補に入れてみてください!

  • この記事を書いた人

akari

25歳女子。 ランニング歴はまだ2年くらい。山に登ったり川や海で泳いだり、旅に出たり、外遊びが大好き。現在はアクアスロンにも挑戦中です。もともと超運動音痴なのですが、運動の得意不得意に関わらず、体を動かして外で遊ぶのは、めちゃくちゃ楽しい!ということを伝えたいと思っています。あと、大好きなスパイスカレーについても書きます!

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