奈良県と三重県にまたがる大台ヶ原は、一度は行きたい関西屈指のハイキングスポット。登山客が絶えない理由はやはり、スリル満点な大蛇嵓(だいじゃぐら)の絶景ではないでしょうか。今回はそんな大台ヶ原を楽しめる最も易しいコース、東大台(中道)コースをハイキングしてきました。
大台ヶ原ハイキングの起点は、駐車場があるビジターセンター。ここまでは車で行くか、大和上市駅から出ているバスに乗って行きます。ただし大台ヶ原への道は、11月下旬から4月下旬まで冬季閉鎖期間となるのでご注意を。私は4月上旬に行って、ドライブウェイの直前で断念したことがあります。事前に調べて行きましょう。
日出ヶ岳
さてまず目指すのは、ビジターセンターから約40分のの大台ヶ原の最高峰、日出ヶ岳。標高は1,695mです。頂上には展望台があり、見晴らしは最高。日の出スポットとしても有名で、天気の良い日には富士山も見えるそうです!一番初めの見所が頂上って達成感をどこで感じれば良いのか…という気もしますが、ここからさらにたくさんの見所があるので、どんどん進んで行きましょう。
正木ヶ原
頂上からまた40分ほど歩いていくと、正木ヶ原と呼ばれる広い丘に出てきます。ちなみに頂上を越えると登りの道ははとんどなく、ゆっくりと散歩のような感じで歩いていくイメージです。
正木ヶ原は立枯れした樹木が何本も立っていて、何とも不思議な光景。ぼーっと眺めていたくなります。
尾鷲辻
正木ヶ原から10分ほど春いた所に尾鷲辻という小屋があるので、休憩を取ることができます。
牛石ヶ原
そしてさらに20分歩くと牛石ヶ原という平原が広がります。道もとてもきれいに整えられていてとても歩きやすいですし、見晴らしも良く、ハイキングには絶好の場所です。大きな神武天皇像もありますよ。
大蛇嵓
そして15分ほど進むと、お待ちかねの大蛇嵓!
見渡す限り山山山!たくさんの山を見下ろすような眺めで、異世界に来たような気持ちになります。それにしても想像以上に恐い。足がすくんで初めは身動きが取れませんでしたが、少しずつ崖の周辺をうろうろしていると次第に慣れてきて、いろんな角度から眺めることができました。この日はあまり人がいなかったので、お菓子を食べたり、のんびりすることができました。混雑時にはこの狭い大蛇嵓が人で溢れるようです。
その後は、尾鷲辻(中道)を通ってビジターセンターへ。帰りも舗装された歩きやすい道がほとんどでした。自然の大きさを体感しながらも、軽めの運動量で気軽に楽しむことができるので、ハイキング初心者の方にもとってもおすすめです。