ダイヤモンド社の「地球の歩き方」シリーズといえば、言わずと知れた旅人のバイブル的な旅行ガイドですよね。私も何度もお世話になりました。
私の中でこの本は、ただの旅行ガイドではなく、ひとつの読み物としてとても魅力的な本なんです。旅どころか、外出さえなかなかできないコロナ禍の今、お家でじっくり地球の歩き方を読むと、新たな発見や感動があります。
そこで今回は、そんな地球の歩き方についてまとめてみます。
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地球の歩き方の魅力
なぜそんなに地球の歩き方がいいのか。私が好きな理由はいくつかあります。
ちょっと主観的
旅行ガイドの役割はあくまで情報を正確に伝えること。なので必然的に客観性が重視されがちかと思いますが、地球の歩き方にはときどき、筆者の旅情が登場します。
例えば、インド編のワラーナシーの紹介にこんな一節があります。
ワラーナシーは、ガンガーなしには考えられない。ここでの時の流れは、大河ガンガーのように壮大な輪廻をたどり、すべての小道は河辺に通じていて、さまよっていると、いつの間にかガンガーの川辺にたどり着いている。
「地球の歩き方インド2017〜2018」
本気でワラーナシーを旅した人でないと、こんな表現はしないと思います。旅の臨場感や趣が文章ににじみ出ているので、地球の歩き方を読んでいると、ついつい好奇心を掻き立てられてしまうんです。
コラムがいっぱい
地球の歩き方には、コラムとしてその土地の風土や文化、歴史、豆知識などなどがコラムとしてしっかりと書かれています。このコラムを読んで気になった部分を、ネットなんかで掘り下げて調べるきっかけにもなります。
こうした予備知識を持っているだけで、旅の見所が増えて楽しいです。私はこれを読みながら、飛行機や列車で目的地に向かう移動時間がけっこう好きです。
とにかく情報が細かい
エリアごとにホテルやレストランの情報がたくさん載っているのですが、それぞれの説明がとにかく詳細なのが嬉しいです。宿の店主がどんな人だとか、このレストランはこんな雰囲気でこの料理が特においしいとか、地元の人に教えてもらっているようや感覚になります。
そして表現が大袈裟ではなく、ありのまま書いてくれているので、とっても参考になります。
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地球の歩き方の家での楽しみ方
今は旅には出られない状況ですが、旅が大好きな私なりに、「地球の歩き方」の家での楽しみ方をご紹介したいと思います。
家に眠っている地球の歩き方を引っ張り出す
地球の歩き方って、旅に出る前は意気揚々と買ってたくさん読みますが、帰ってきたあとは家で放置されがちじゃないでしょうか。当然といえば当然ですね。それをぜひ、もう一度開いてみましょう。それだけで過去の旅の記憶が蘇ってわくわくします。
また1つの国でも、行っていない地域のページはあまり読んでいないということも多いのではないでしょうか。
例えば私は以前、アラスカのフェアバンクスに行きましたが、アラスカ編およそ400ページのうち、フェアバンクスのページはおよそ50ページ。そこばかり読みこみましたが、他のページはパラパラ目を通した程度でした。
でも前述の通り、「地球の歩き方」にはいろんなおもしろい情報や好奇心をくすぐられる箇所がたくさんあるので、読んでいなかったページを開いてみるのもなかなか楽しいです。あー、あそこ行っておけば良かった…という後悔もまあまあありますが。
次に行きたい国をチェックする
家で過ごす時間が多い今だからこそ、気になっている国の地球の歩き方をチェックしてみるのもいいと思います。しかも、なんと今なら、Kindleで地球の歩き方が無料で読み放題なんです。ありがた過ぎますね。
私はたいてい旅先を決めるとき、特に調べずに、なんとなく感覚でいきたい!と思ったところに行く傾向がありますが、今ならいろんな国を地球の歩き方で下調べして、吟味するのもいいかなと思います。
ちなみに今私が気になっているのが、ヨルダンとイスラエルとモロッコ。さっそく読んでみたいと思います。
旅好きの方も、そうでない方も、きっと楽しめる本だと思うので、ぜひタダで読める今、1度読んでみていただければと思います!