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【香川県|約84km】小豆島1周「マメイチ」サイクリング

2023年8月1日

今回は、瀬戸内海にあるオリーブや醤油で有名な島、小豆島を1周するサイクリングコース「マメイチ」のご紹介です。
1周84kmですが、獲得標高は1100mと、アップダウンは多め。とはいえ、それほど高い山や斜度の大きい坂はなく、初心者の方でも程よく楽しめるコースだと思います。海沿いを走る道がほとんどなので景色もキレイです!

「マメイチ」コース紹介

今回は大阪在住の私が、実際に輪行で小豆島に渡り走ったコースを、フォトスポットなどを交えてご紹介します!

走行距離:約84km
獲得標高:約1100m
スタート・ゴール:坂手港
〒761-4425 香川県小豆郡小豆島町坂手

ジャンボフェリーで神戸から小豆島「坂手港」へ

大阪から出発し、神戸三宮のフェリーターミナルからジャンボフェリーに乗り、小豆島へ渡ります。ジャンボフェリーは、平日は1日に3便、休日は1日に4便と、本数が多くありません。今回私は1日で1周するよていだったので、神戸を深夜に出発し、早朝に小豆島に到着する便に乗りました。ちなみに帰りは、20時30分小豆島発の便で帰りました。

小豆島は、坂手港という南東にある港に到着します。ここから時計回りにサイクリングスタートです!

マルキン醤油記念館

坂手港を出発して数キロのところにあるのが、マルキン醤油記念館。小豆島は醤油の産地としても有名で、マルキン醤油は大きな醸造所の近くに記念館を構えています。醤油の作り方や歴史やなどなど、分かりやすく展示されています。お土産物屋さんには、醤油関連の食品や醤油ソフトクリームも!この醤油ソフトクリーム、恐る恐る食べてみたのですが、驚くほど絶品!醤油の香ばしさと塩味が、クリームの甘くてまろやかな味わいと絶妙にマッチしていて本当においしかったです!

ちなみにこの記念館は9時オープンなので、出発が早いと入れません。1周した後に立ち寄るのも良いと思います。

道の駅 小豆島オリーブ公園

小豆島といえばオリーブ!島中にたくさんのオリーブ畑があります。そして観光スポットとして人気なのが、道の駅小豆島オリーブ公園。小高い丘の上にあり、瀬戸内海のブルーと、オリーブ畑のグリーンが一望できます。園内には、2000本のオリーブの木をはじめ、ギリシャ風車や、映画「魔女の宅急便」のロケセット、幸せのオリーブ色のポストなどなど、見所がたくさん。

道の駅では無料で、魔女の宅急便のホウキを借りれるので、園内のいろんなところで映え写真が撮れるのも楽しい!ついつい長居してしまいます。

エンジェルロード(天使の散歩道)

小豆島の西側、土庄町にあるエンジェルロード。1日2回、干潮時に海の中から砂の道が現れます。大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うのだとか。
映画「ぼくとママの黄色い自転車」「瀬戸内海賊物語」のロケ地にもなったそうです。

砂浜なので、自転車に乗って渡ることはできませんが、なんともロマンチックなフォトスポットです。

世界一狭い土渕海峡

世界一狭い海峡としてギネスブックに認定されているのが、土庄港の近くにある土渕海峡。確かに、海峡なのか?と思うほど狭い…特に絶景というわけでも、何か面白い体験ができるというわけではありませんが、せっかく通るなら一見の価値ありです。

海を眺めながらサイクリング

小豆島1周は海沿いの道がほとんど。キレイな海を眺めながらサイクリングができます。

大坂城残石記念公園

小豆島の北側には大坂城残石記念公園があります。戦国時代の終わり、冬・夏の陣で落城した大坂城を修築する際に切り出され、使われることなく放置された40個の残石を中心に整備されたそうです。こんなところから大阪城まで石を運んだなんて、大阪城の近くに住んでいる私としては、ちょっと不思議な気分。それにしても途方もないことです…
近くには小さな喫茶コーナーやお土産さんも併設されているのでひと休みできます。

石の絵手紙ロード

小豆島は、石の産地としても有名。北側の海沿いの道には所々に石の絵手紙が設置されています。「小豆島からの手紙」をテーマに全国から募集した絵手紙をコラボレーションさせたそうです。地元の石工職人が受け継いできた技術と、作家の想いを乗せた作品はそれぞれ個性があり、どんな作品があるのかな〜と絵手紙を探しながら走ってみるのも楽しいですね。

オリーブドリンクでひと休み

オリーブで有名な小豆島は、島のいろんなところでオリーブを使ったグルメやスイーツなどたくさんあります。サイクリング中の水分補給にも、せっかくなのでオリーブドリンクを!
クセがなくさっぱりと飲めるオリーブサイダーや、オリーブが香るオリーブ茶がおすすめ。オリーブ茶はすこーしだけ苦味があります。

坂手港に戻ってゴール

スタートした坂手港まで戻ったら1周完了。フェリーで神戸に戻ります。ちなみに坂手港からは、高松行きのフェリーも出ています。

港の近くには旅館も多いので、1泊するのもあり。ジャンボフェリーには、男性は大浴場、女性はシャワールームがあり、汗を流せます。

「マメイチ」の走り方

基本は時計回りに1周

マメイチは、基本的に時計回りです。坂手港を出たら、南側の海岸を西へ走ります。道には、次にある港への矢印が書かれているので、それに沿って走ると1周できます。走ってみると港が本当にたくさんあるのがわかります。

斜度の小さなアップダウンがいっぱい

マメイチは、距離が84kmのわりに獲得標高は1000m超え。とはいえ大きな山があるわけではなく、細かい坂道がたくさんあるという感じです。斜度も5〜6%、大きくても8〜10%くらいの坂がほとんどで、一つ一つの坂はめっちゃきつい!というものではありません。ただ、何度も坂が出てくるのでまたか〜みたいな感覚にはなります。その分、下りもいっぱいありますが!とかに後半が坂が多めでした。それを覚悟してペース配分をしながら走れば、そこまでキツいコースではないと思います!

ロードバイクなら1日で充分

もちろん、体力によりますが、ロードバイクで長距離サイクリングをある程度走った方がある方なら、1日で充分楽しめると思います。途中、写真を撮ったり、ご飯を食べるとしても、朝出発すれば、早ければ昼過ぎ、明るいうちには1周できるでしょう。

もっとゆっくり遊びながら周りたいという場合は、宿もあるので、1泊2日で1周するのも良いと思います。

以上、「マメイチ」のサイクリングコースでした。淡路島1周の「アワイチ」よりは距離が短く獲得標高も低いので、挑戦しやすいと思います。海沿いを走りたい方、観光も楽しみたい方にはとってもおすすめです!

  • この記事を書いた人

akari

25歳女子。 ランニング歴はまだ2年くらい。山に登ったり川や海で泳いだり、旅に出たり、外遊びが大好き。現在はアクアスロンにも挑戦中です。もともと超運動音痴なのですが、運動の得意不得意に関わらず、体を動かして外で遊ぶのは、めちゃくちゃ楽しい!ということを伝えたいと思っています。あと、大好きなスパイスカレーについても書きます!

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