自転車で琵琶湖1周「ビワイチ」をしてきました!
琵琶湖は、琵琶湖大橋を挟んで、北側と南側に別れますが、今回は北側だけを1周。約150kmの道のりです。ちなみに南側も走ると、合わせて190kmほどになります。
琵琶湖の周りは、サイクリングロードとして道が舗装されていたり、ラインが引いてあったりするので、迷うことなく走りやすいし、フォトスポットもいくつかあるので楽しみながら走れます。ということで今回はそんなビワイチについて書きたいと思います。
「ビワイチ」コース紹介
今回、実際に走ったビワイチコースを紹介します!
走行距離:約150km
獲得標高:約300m
スタート・ゴール:JR堅田駅
スタートはJR堅田駅
1周なのでどこからスタートしても良いのですが、大阪から電車でアクセスしやすく、駅からサイクリングロードが近いのがJR堅田駅なので、電車でアクセスする方はここからのスタートがおすすめです。ここから反時計回りに走っていきます。
琵琶湖大橋
スタートしてすぐにあるのが琵琶湖大橋。滋賀県大津市と守山市の間で琵琶湖に架かる橋で、北側は「北湖」、南側は「南湖」と呼ばれています。約1400mあり、歩道の幅は広く、自転車で通行している方もたくさんいました。
サイクリストの聖地碑とBIWAKOモニュメント
琵琶湖大橋を渡ってすぐのところにある第二なぎさ公園に、ビワイチの定番フォトスポット、サイクリストの聖地碑と「BIWAKO」の文字のモニュメントがあります。このサイクリストの聖地碑、自転車を片手に大きく脚を上げています。なんでこんなポーズなんだろうと気になっていたのですが、モデルになった田中セシルさんが、初めて琵琶湖を走ったとき、あまりにも気持ち良くてとったポーズだそうです。私は体が硬くて真似できません…
BIWAKOモニュメントも、写真映え抜群です。
ここからは、琵琶湖沿いを走って行きます。初めの方は車通りもまあまああるので、お気をつけて。
琵琶湖が見えない畑道も
実際に走ってみると、琵琶湖から少しそれた畑道もけっこうあります。道にコースの線を引いてくれているので迷うことはありませんが、これ本当に琵琶湖沿い走ってるよな…?と少し心配になりながら走りました。走り続けるとまた琵琶湖が見えてくるのでご心配なく。
道の駅 近江母の郷
50km少し走ったところで道の駅があったので、ここでひと休み。あまり大きな道の駅ではなく、地元の農作物などが売っていました。小腹が空いていたので草餅をいただき、すぐに出発。冷えていておいしかったです。
長浜城歴史博物館
道の駅から5kmほど走ると、コース沿いにある長浜城歴史博物館。長浜城は豊臣秀吉が最初に築いた居城で、その跡地にこの城を模した歴史博物館が建てられたそうです。
前にある瓢箪のオブジェを除くと建物がちょうど見えました!
道の駅 湖北みずどりステーション
長浜城歴史博物館から10kmほどのところにあるのが、道の駅湖北みずどりステーション。ここは物産品だけでなく食堂もあるやや大きめの道の駅。しかし残念ながら、この日食堂は人手不足とのことでお休みでした…けれど、お惣菜やパン屋さんなどもあったので、食事はできました!
パックで売っていた長浜名物のサバそうめんと、近江牛のカレーパンをいただきました!サバそうめんは甘辛い味付けがしっかりしみていました。今度はパックじゃないのも食べてみたい。カレーぱんも出来立てだったので、サックサクでおいしかったです。
この道の駅からは、琵琶湖を望む景色のきれいな道が続きます。車通りも南側に比べると少なく走りやすいです。
ビワイチ唯一の峠越え
湖北にはビワイチ唯一の峠が。と言っても、そんなに険しい峠ではなく、ロードバイク で坂道に慣れている方なら難なく登れると思います。
峠を越えたら琵琶湖が見え、きれいな景色が広がります。湖沿いに木々が並んでいる道は走っていてとっても気持ち良いです。
平和堂でひと休み
湖の北側はお店などが少なくのどかな道という感じですが、西側に出て南下するほど車通りが増え、お店もちらほら。国道沿いに、滋賀県の老舗スーパーマーケット平和堂がありました。サイクルラックもあり、サイクリストフレンドリー。
滋賀県といえば、福井から京都に通る鯖街道の通り道。ということで、ここでサバ寿司を食べてひと休み。高菜が巻かれたサバの巻き寿司もめっちゃ美味しかったです。
白髭神社
白髭神社は、高島市にある神社で、近江の厳島とも呼ばれる近江最古の大社です。大きな鳥居がなんと琵琶湖の中にあります。国道を挟んで社があり、そこから写真を撮っている人がたくさんいました。ここも有名なフォトスポットになっています。ただ、この国道は本当に車通りが多いので、写真を撮るのは十分車に気をつけましょう。
私が通ったときはちょうど小雨が降ってきたので、どんよりした写真になりましたが、これはこれで幻想的な気がします。
ここからあと20kmちょっと走れば、ゴールの堅田駅!もうあと一踏ん張りです。
「ビワイチ」走り方
基本は反時計回り
ビワイチは、反時計回りで走ることで湖岸を走れます。ルートの青線もこちら側にだけ引かれているので、基本的には反時計回りで走ることをおすすめします。
低速コースと高速コース
コースは、低速コースと高速コースが引かれていて、所々別の道になります。もちろん、どちらを走っても1周できます。
低速コースは、歩行者と同じ道を通る箇所があり、高速コースは、交通量の多い車道の側道を走る箇所があります。サイクリングに慣れていない方や、速度が遅い方は低速コースの方が安心です。ロードバイク など、スピードが出る方は、逆に低速コースを走るのは危険だと思います。自分に合う方を選びましょう。
所要時間
私は今回、1日で走り切りましたが、道の駅やフォトスポットなどに寄り道して、9時間ほどかかりました。ロードバイク で、平均速度は27kmほどです。ほぼフラットなコースなので、初心者の方でも1日で走り切るのに挑戦するのはありかと思いますが、やはり楽ではありません。ゆっくり景色を見たり、寄り道をしたりしながら走りたい方は、2日、もしくは3日かけて走ることをおすすめします。周辺にはホテルも多いです。とにかく、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
ちなみに、2日分けてゆっくり「ビワイチ」を楽しみたい場合、おすすめホテルはこちらから↓
関西を代表するサイクリングコース、ビワイチ。実際に走ってみて、たしかに道がわかりやすく整備されていて、走りやすいと思いました。湖岸を走るコースは気持ち良いし、所々にフォトスポットもあってたのしいです。今回は、サイクリングに集中して1日でビワイチをたのしみましたが、琵琶湖周辺は観光地もたくさんあるので、2日、3日かけていろんなスポットを巡りながら走るのもたのしいだろうなーと思います。ガッツリサイクリング でも、ゆるポタでもおすすめできるサイクリングコースでした!