距離:150km | 獲得標高:1100km
関西で夏のサイクリングの定番といえば、やっぱり淡路島。中でも淡路島を海沿いに1周する「アワイチ」は、淡路島の魅力を存分に味わえる盛りだくさんのサイクリングコースです。海沿いを走るので景色も良く、1周ずっと楽しめます。
南側には山が多く激坂もたくさんありますが、登り切った先にある景色は最高です。
コース紹介
淡路島へは明石港からフェリーで
公共交通機関を利用する場合、淡路島へは明石港から岩屋港まで「ジェノバライン」というフェリーが出ています。大人は片道600円で、自転車はプラス280円で乗せられます。自転車は、船の後ろのスペースに持っていくと紐で固定して運んでもらえます。なんとも原始的なのがいいですね。
【ジェノバライン】明石港ー岩屋港
http://www.jenova-line.co.jp/index.php
《北》岩屋港からサイクリングスタート
フェリーで岩屋港に着いたら、ここからサイクリングスタート。時計回りに島を走っていきます。港の前の広場には、「AWAICHI」のモニュメントがあるので、まずはここで写真撮影。
そしてそのすぐ近くには、「絵島」という変わった形の島もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。ちなみにこの絵島は、別名「おのころ島」と呼ばれ、日本初の国土との言い伝えがあるそう。地質学的にも珍しい約3億5百万年前の砂岩層が露出した小島で、岩肌の侵食模様が特徴的。神秘的なフォトスポットです。
《東》サンシャインブリッジ
スタートから7kmほどのところにある、道の駅 東浦ターミナルパークのそばにある西洋風の橋が「サンシャインブリッジ」。異国情緒が漂う橋です。海辺にあり、朝日のタイミングだととてもキレイに見えるそうです。すてきなフォトスポットですが、橋の上で自転車と写真を撮るには、階段で持ち上がらないといけません。
《東》大浜海水浴場
サンシャインブリッジから南下していくと洲本市入ります。スタート地点から30kmちょっと走ったところにある大浜海水浴場は、環境省認定の「日本の快水浴場百選」にも認定されています。白砂に青松が茂ったの風光明媚な海水浴場で、関西人にとっては定番ビーチです。
《南》南側は山越えがたくさん
海水浴場を過ぎると、いよいよ山エリアに。海のイメージが強い淡路島で意外かもしれませんが、南側は険しい山が多く、自転車で走るのはわりとガッツがいります。大きな峠は4つあり、斜度10%を超える激坂も多いです。このエリアに入るまで体力を温存しておくのも大切です。
峠はきついですが、その分峠の上から見える景色はとってもきれい。晴れた日は特にどこまでも広がる青い海を見渡せます。
《南》福良港
大きな峠を3つ越え、アワイチのちょうど中間地点にあるのが福良港。鳴門海峡に面した淡路島の南端、南あわじ市にある港湾です。鳴門の渦潮を見る遊覧船の発着港としてたくさんの観光客に利用されています。「AWAJI」のモニュメントや豪華な遊覧船と一緒に写真を撮ることができるスポットもあります。道の駅や飲食店も多いので休憩地点として、1泊する場合は宿泊地としておすすめです。
《南》道の駅うずしお
福良港からまた峠を登とあるのが、鳴門海峡を見渡せる道の駅。ここまで登るのは大変ですが、登り切ると素晴らしい景色が見渡せます。淡路島の名物でもある、玉ねぎのモニュメントもあり、写真映え間違いなしです。
《西》淡路サンセットライン
道の駅うずしおから峠を下り、西海岸を北上します。淡路島の西海岸を南北に走る県道31号は「淡路サンセットライン」と呼ばれる絶好のサイクリングコース。南あわじ市の慶野松原から、洲本市五色町、淡路市の松帆の浦まで続き、爽快なサイクリングが楽しめます。西側は東側に比べるとアップダウンが多く、向かい風が吹いていることが多いです。
《西》多賀の浜海水浴場
多賀の浜海水浴場は、淡路島で2番目に大きなビーチ。約1.5キロに及ぶ広大な砂浜はもちろんですが、ビーチサイドがコンクリートとタイルで綺麗に整備されていて、自転車でも乗り入れられます。突堤があり、海のすぐそばで写真を撮れるのが嬉しいフォトスポットです。
《西》スヌーピーアート
淡路市内を走っていると、住宅街の中に突如現れるスヌーピーアート。倉庫の外壁いっぱいにスヌーピーの絵が描かれています。スヌーピー好きは見逃せない、知る人ぞ知るフォトスポットです。
《北》道の駅あわじ
アワイチのゴール直前、明石海峡大橋のすぐ下にある道の駅です。道の駅の裏が広場になっていて、橋と一緒に写真を撮れるフォトスポットがあります。間近で見る明石海峡大橋は、とても迫力があります。ここまで来たらゴールの岩屋港はすぐそこです。